FC2ブログ

防火管理を放棄してしまった施設は

ニュージャパン

<あのころ>ホテルニュージャパン火災 死者33人の大惨事

 1982(昭和57)年2月8日未明、東京・赤坂のホテルニュージャパンの9階から出火、宿泊客33人が死亡の大惨事に。窓から飛び降りて命を落とした人もいた。ホテルの消火設備の不備や従業員の対応のまずさが指摘された。 写真:外壁にしがみついて救助を待つ宿泊客
2009/02/08 47ニュース

 もう30年ですか。スプリンクラーの不備、防排煙設備の連動停止、警報設備の鳴動停止など常態的に不適切な防火管理で大きく爪痕を残しました。オーナーの態度も物議をかもしたり。。。

 下記。それから30年。教訓は如何にと比較するには規模も用途も主要客先もと、並べるべきではないかもしれません。どちらかといえば3年前の渋川高齢者施設火災の例の方が感覚的に近いとも。しかし、宿泊施設として不特定多数の客を受け入れて利益とするならば、厳しい批判に晒されるべきでしょう。

広島・福山ホテル火災7人死亡 防火不備のまま営業

13日午前7時頃、広島県福山市西桜町1の「ホテルプリンス」から出火していると119番があり、一部4階建ての約1360平方メートルを全焼した。宿泊客計13人のうち男性3人、女性4人の計7人が死亡し、女性客2人と女性従業員(75)が重傷を負った。県警福山東署は身元確認を急ぎ、火災報知機などの設備に不備があったとみて調べるとともに、事件の可能性も含めて被疑者不詳のまま殺人容疑で現場の検証令状を請求、捜査を進める。一方、福山地区消防組合消防局は13日夜、福山市の担当者とともに記者会見し、「査察などで対応が不十分だった」と明らかにした。
 ホテルは1960年からあった木造2階建てに、68年完成の鉄筋コンクリート一部4階建てをつないだ構造。2階に客室12室、3階に6室があり、1階はフロントや厨房(ちゅうぼう)、駐車場などがある。消防などによると、フロントや2階客室が激しく燃えていた。

 当時は2階6室に計10人、3階2室に計3人が宿泊し、1人で勤務していた女性従業員は1階にいた。20~70歳代とみられる計10人が病院に搬送され、2階の5人と3階の2人が死亡した。犠牲者の多くは一酸化炭素(CO)中毒で死亡したとみられ、県警は、煙に巻かれて逃げ遅れたとみている。ほかの客4人は無事だった。
 消防団員の話では、窓の部分を内側から板で塞いでいた客室もあった。廊下に窓はなく、ホテル内に煙が充満し、救助にも手間取ったという。二つの階段は大人がようやくすれ違えるほどの幅だった。外の非常階段はなかった。ホテルに火災報知機はあるが、客は「聞こえなかった」と証言。避難誘導もなかったという。
 ホテルは同市内の有限会社が経営し、ラブホテルとして営業許可を受けている。ホームページによると宿泊料金は3900~5700円で、カップルやビジネス客らを対象にしていた。85年以降、風俗営業法に基づく必要な申請はしていた。 現場はJR福山駅の南西約1キロの住宅街。
市と消防、不備に是正命令出さず
 福山市は1987年9月~2011年9月に計5回、ホテルプリンスに建築基準法に基づく防災査察を行い、避難経路の確保など8項目で是正指導をした。同ホテルは応じなかったが、いずれもすでにある設備が法改正で適合しなくなった「既存不適格」のため、罰則のある是正命令までは出せなかったという。何度か宿泊したという利用者は、「廊下は大人2人がすれ違える幅しかなく、煙が充満したら逃げられないと思う」。別の利用者は、「館内に外からの光が入らず、建物全体が暗かった。どれくらいの部屋があるのかもわからない」と証言した。
 市によると、是正指導をしたのは、〈1〉停電時などに点灯して避難誘導する「非常照明設備」〈2〉天井面から80センチ以内に窓などを設ける「排煙設備」〈3〉内装に不燃、難燃材を使う「内装制限」――などの不備だった。
 福山地区消防組合消防局も消防法に基づく立ち入り査察を67~03年に1~2年間隔で行い、ほぼ毎回、改善指導をしていた。03年9月の査察では、〈1〉停電時に屋内消火栓を作動させる電源がない〈2〉避難訓練をしていない〈3〉消防設備の点検報告をしていない――などの問題点を指摘。しかし、改善されなかったとみられる。
 福山地区消防組合消防局は13日夜記者会見し、消防局が2003年9月に行った査察で消火設備の不備や建築上の問題を確認しながら指導にとどめ、その後、立ち入り検査を行っていなかったことを明らかにした。内規では2年に1回程度は査察をする対象になっていたが、吉沢浩一・消防局予防課長は「対象施設が多すぎ、人手も足りなかった」と釈明した。

 火災報知機の警報音が宿泊者らに聞こえなかった点について、南消防署の横山宏道署長は「電源が止められていたためか、元々何らかの不備があったのか、原因はわからない」と述べた。
 避難経路の確保など建築基準法に基づく8項目の不備について、「既存不適格」のために、市が罰則のある是正命令をホテルプリンスに出せなかった点について、市建築指導課の高橋正樹課長は「改善してもらえるよう、もっと管理者に働きかけるべきだったが、強制力はなく、制度上の問題もあった」と話した。

(2012年5月14日 読売新聞)

 今の時期、復興バブルといわれる地域(いってまいりましたが別途報告)を除く、デフレが止まらない景況下ですが、どこもフトコロ事情が厳しい中でも、コンプライアンスの見直しで消防設備の点検未実施の拠点を無くすんだと、見直しのビルオーナーさんも多数いらっしゃいます。反面、もう人手に渡って数年建ちますので時効とさせていただきますが、ホテル業として「大浴場が命」なのでボイラー以外の設備管理はギブアップした(消防設備法定点検も)施設がありました。開業の新設工事以来、適正な維持管理をさせていただいていた客先でしたが、破綻して人手に渡ったのがリーマンショック前後だったかな。それ以前に当社との消防設備点検契約は破棄されていましたので、修理が必要だったり交換が必要な部品が結構たまっていて心配している設備先でもありました。

続きを読む

スポンサーサイト



プロフィール

素頓亭

Author:素頓亭
スットン亭です。
旅を仕事にしたい今日この頃。

最新コメント
カレンダー
04 | 2012/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブログランキング
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード