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もう蛍狩りの時期でした

蛍狩り
 ↑ 蛍狩り 建部巣兆英親(そうちょうひでちか) 谷文晁に師事、文化年間(1800年)頃


 先週末、某異業種交流の研修視察で、京都へ。ちょうど東北まで全国梅雨入りの報があったところですが、幸い天候には恵まれました。日中の蒸し暑さのお蔭で、晩方は鴨川で涼を取る賑わいで大いに風流を味わいました。前泊のメンバーにも前日、蛍を見に行ったと言っていた方がいました。季節感を忘れるとは随分ゆとりが無くなっていた気がします。かく言う筆者も京の取引先との打ち合わせがあり、前泊、川床で夕涼みをご案内頂きました。

 視察テーマは「京都の老舗企業訪問」ものづくりから飲食、歌舞、座禅まで6件を1泊半での強行軍。同行の主催者、現地コーディネートの京都の社長さん、丁寧に応対してくださった訪問先の代表者の方々、伝統を守りつつ経営革新にご努力される使命感、大変勉強になりました。異業種メンバーで伺いましたので、それぞれの視点からの学びがあったようで、宴席、2次会まで大いに刺激を受けて、翌日の残り1箇所まで、楽しくあっという間に過ぎてしまいました。皆さん本当にお疲れ様、ありがとうございました。


 尚、前泊の取引先との夕食は230年、坂本竜馬の愛した鳥弥三の川床で「水炊き」。勤皇の志士が通った祇園です。翌日研修の夕食は、日本最古の廓街、最古かつ最後の置屋「輪違屋」。島原300年の遊郭です。島原は新撰組の縄張りになって荒れた、ですって。この一軒だけで、桂小五郎の軸、近藤勇の衝立、近衛文麿の書など。2次会まで含めると、通りがかりのこの店は薩長方、どこソコの鴨居には新撰組襲撃の刀傷が残るなど、活き活きと幕末の話。座禅の寺では秀吉さんが、とか、昨日までの信長の部下が敵味方に別れて、、、など、本当に歴史を身近に語ります。ガイドさんでなく直接、当主から聞く話に歴史好きには目くるめく、あるいは恐るべき古都であると申し添えておきます。

  以前、ある人から、京都の人にとっての先の戦争とは「鳥羽伏見の戦い」であり、その前は「応仁の乱」。京が舞台の合戦が戦争であると聞きました。面白い冗談だなと思っていましたが、これはあながち嘘ではないな、と思いました。


 冒頭の蛍狩りの版画ですが、暑中見舞い方々UPしようとしていたもの。英親は浅草千住の人なので、江戸町人の蛍狩りです。京の都人とどのくらいの違いがあったのでしょうね。上の参加者の「行って来たよ」という言葉と、下の舞妓さんのお召しから、返礼にUPします。「何しに行ったの?」と言われそうな写真群ですが、本題の研修レポートも順次エントリーしますので、誤解のないようにひとつ。

蛍舞妓部分 ←舞妓さん「柳に蛍」の簪

蛍舞妓投網 ←同じ舞妓さん、投網柄の帯、青い着物も川に帆船模様

蛍芸伎五条大橋 ←ついでに芸子さん、五条大橋の帯

蛍太夫
↑ この世に3人しかいない島原の太夫さんと近隣ボランティアの「おかむろ」さん

 詳しくは↓ 輪違屋十代目当主の著書。風流人でした。
京の花街「輪違屋」物語 (PHP新書)京の花街「輪違屋」物語 (PHP新書)
(2007/08/11)
高橋 利樹

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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

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