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七夕ですね、静岡人が思い出すのは?

滑稽七夕 ←滑稽新聞社発行 絵葉書

 7月7日、七夕ですね。由来や世界各国の七夕行事など、まったりしたい方は「天文民俗学のページ」様の七夕の民俗と星というページで和んで見てください。へーって思います。

 さて、七夕と聞いて静岡の人が思い出す(若い人はどうでしょうか)のは七夕豪雨です。数年前も駅南が床上まで被害があった大雨がありましたが、お見舞い先からも「七夕豪雨に比べれば」というほどの水害だと思ってください。ゲリラ豪雨という名称も一般化しましたが、雷害を含めて豪雨も侮れません。この大雨では施工中の現場の地下が水浸しに、防災監視盤の基盤がメチャメチャになり、交換しました。現場全体でも大きな被害になりました。そんな大変な突貫現場を纏めた彼は静岡支店長です。まあ、そんなゲリラ豪雨が一晩中振り続けたのが、七夕豪雨です。

 実は、拙ブログのタイトルの写真は「水害と日本人」(岩波写真文庫124・1954)から借用しています。愛知県は一色町の水害風景です。思えば、30年程度前ならば床上すれすれくらいの大雨はよくあったと思います。毎年、補正予算まで掛けてコツコツと治水の計画を遂行してきた結果だと思います。国会のネジレも良いですが(よくないが)、災害復興予算まで遅れてはたまりません。是々非々で議論していただきたいところです。
 7/2ダムマニア必見のエントリでは、河川災害との戦いの歴史を省いて、趣味の雑談になりましたので、改めて風水害シーズンへの一助に。
 さて、「水害と日本人」ですが、日本人は本当に治水と戦ってきたことが分かります。1954現在までの水害の歴史、治水の歴史がよく理解できました。以下、抜粋。

はじめに
晴天が少し続くと水不足で毎晩停電されて暗がりで食事をする。その反対に雨が降れば危険だとさんざんに予告されながら少しの長雨や小さな台風でも必ず水害を受ける。水のありがたさを忘れて被害だけを数え上げるのはよろしくないが、水害に対する忍耐などはもう捨てるべきだ。水害で日本は滅びるだろうとさえいう人があるが、その実態を知っている人は案外少ないようだ。われわれの手許にはたくさんの資料が集まっており、被害状況の写真には、もっと凄いものが多いが、それらをたくさん載せることは敢えて避けた。今や、日本のすべての川が危険だとさえいわれている。備えあれば憂いなしだが、それにつけてもまず真実を知らねばならない。多くの学者、実際家また報道関係の人々の御厚意をうけて出来たこの本が、そのために役立つことをわれわれは強く希うものだ。


一色1 惨状
一色2 救援や片付けなど
一色3 避難生活
一色4 ブログタイトルの元写真です
一色陳情 そして復旧の陳情風景です。

 陳情
気象台の予報に大雨がありそうだと報ぜられ、新聞に水害の記事が出たらすぐに建設省河川局の廊下へ行って立っているがよい。壁いっぱいに被害状況の写真が張り出されている。県の東京事務所、つまり出先機関では、堤防決壊何箇所、田畑の流出埋没何町歩、被害総額いくらと写真説明つきの陳情書を持ってくる。代議士に連れられて陳情団が続々やってくる。代議士がついていない陳情団はまごまごしている。元来、陳情は法律で定められた手続きではない。規定に従えば、災害を受けた市町村長は復旧計画を立てて費用の国庫負担を申請する。申請を受けた建設省では査定官を派遣して計画を検査し、予算に組んで大蔵省に提出する。短い時間でたくさんの箇所を視察し計画と照らし合わせて検討する査定官の仕事は大変である。急いでするから時には実情に添わないこともある。陳情書はそういうときの参考にになる程度だと役人は云う。陳情書の効果はその通りだとしても、陳情は人民の哀れな気休めであり、慰めだ。


 うん、今も変わらずですね。よくわかっているじゃないですか。本書にいう、代議士、陳情団、役人、そして人民。それぞれの立場で一生懸命であること、よく取材されていると思います。現代の、役所が悪い、議員が悪い、企業が悪い、弱者・市民団体だけが正しい、という一方的な報道姿勢は何とかならんもんかね。
 現代もゲリラ豪雨を受けて対策し、水害を未然に防ぎ、また最小限にする為、河川監視の通信技術などで予算を組んだり、本当に土木関連部門の皆さん、ご苦労なさってます。勿論、すわ大雨ともなれば、夜中だろうと祭日であろうと役所や現場にすっ飛んできます。水防団や自治体と防災協定を締結した地域の建設業者などがサポートする体制になっています。地域と建設業界が両輪となって地域災害に立ち向かう、そんな構図をズタズタにしようとした時代勢力があり、雇用の受け皿の主要産業たる建設業界の冬の時代が長引いています。犯人がだれか、迂闊にも知ってしまいました。うふふふ、あんたらもう、落ち目になるかもね(建設業じゃないです、もっと大括りの諮問機関)。地産地消よろしく、地域貢献企業に対する公的評価の高まりで、また地域建設業の重要性が見直されて来ています。春よ来い。


七夕豪雨に関する情報
静岡県土木事務所 過去の災害 七夕豪雨 当時の天気図 思いのほかお硬くない情報
静岡県防災局 七夕豪雨 静岡を襲う 写真とデータ
静岡鉄道 静鉄電車 七夕豪雨 復旧の記録 復旧と廃止を余儀なくされた路線、一番生々しい記録かも
しぞーかとわたし「七夕豪雨」を覚えていますか? ちびまるこちゃんと同世代人と思しき、子供時代の記録。七夕豪雨による水害の石碑を見つけて、当時の大人や上級生達の苦労話を偲ぶ。これも生々しい。


以下、蛇足 
 滑稽鵜飼 ←同シリーズ 鵜飼

こちらもシーズン真っ最中ですね。岐阜市鵜飼観覧船事務所でご確認下さい。
 おっと、こちらを宣伝しないと地元で叱られますので。浜名湖たきや漁、夜間照明に集まる魚を船上よりモリで突く、体験型のお遊び。汽水湖ならではの様々な魚介を船頭さんが料理。風流ですね。たきや組合 静岡県 雄踏町
今上陛下も皇太子時代の昭和43年に楽しまれたそうで、リンク先の概要からご確認下さい。舟数や漁師さんの数も限られている田舎の為、予約はなかなか大変ですが、価値はあると思いますよ。

 たまたま先日、お客様を魚料理屋にお連れしたら、たきや漁師のお孫さんでビックリ。ここのお客様の同僚上司も、すし屋の長男がいたり、釣りバカの浜ちゃんよろしく釣っては自分で捌きご近所に配る人、地元のつり新聞に釣果が掲載される人もいるそうで(事務方トップ)、殺生とは縁もゆかりも無い得意先なのに驚いています。どなたをお誘いしても肴にうるさいということですね。気を引き締めて(お財布と相談して)お誘いします。ココの板さん、京都の客と聞けば、ハモを刺身で(湯引きでなく)出してくれたり、江戸っ子が来ると言えば「よし、黙らせてやる」と、早朝から御前崎でもどこでも車を走らせて「こんな食べ方知らないだろう」と驚かせてくれます。同級生が弟子をやっているので頑張って「生き様」を継承していただきたいと思います。がんばれ、ゲンデン(名付けて25年になるあだ名)。

テーマ : 静岡県
ジャンル : 地域情報

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