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そろそろ怪談が恋しくて

え~、趣味です。すみません。

戦前のこわい話 (河出文庫)戦前のこわい話 (河出文庫)
(2009/06/04)
志村 有弘

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内容紹介
明治時代から戦前までの、よりすぐりのこわい話を7話。都会の怪談、田舎の猟奇事件など、すべて実話。死霊、呪い、祟りにまつわる話や、都市伝説のはしりのような逸話、探偵趣味あふれる怪異譚など。

内容(「BOOK」データベースより)
本書に収録した作品は、全て事実談である。―明治時代から戦前までにあった、怪談、不可解な物語、猟奇事件を生なましく伝える、怪奇と恐怖のアンソロジー。陰の世界に住む死霊、猫の祟り、探偵趣味溢れる首なし事件といった、都会や村の民間伝承に取材した、おそろしい話を集める。怪異、因縁、宿業、凄惨。


 古い読者さんは、ブログ主が怪談ジャンキーだと知っているでしょう(社内向けの非公開ブログだったので、社員だけかな)。戦前の実話系の手記などを、平易に、かなり読みやすく現代風にアレンジしています。いつも古本ズレして旧書体アタマな私ですが、スィ~っと読めました。

 戦前や旧かな使いだったからといって、文明開化後、特に大正モダンを通過しているので、不可思議に対する「科学的な態度」はあなどれません。どちらかといえば、旧の家族制度や慣わしなど、懐かしい田舎風景のようで、我々の原風景的な感覚もあり、です。

 内容紹介にある通り、怪談といっても、幽霊譚や祟りばかりでなく、猟奇事件や都市伝説のようなものまでバラエティに飛んでいます。

 そうそう、横溝正史の「八つ墓村」ですが、1977年版の映画が好きで、「祟りじゃ~」というセリフが流行り、怪優・山崎努演じる殺人鬼が満開の夜桜吹雪の下を疾走するクライマックスは幻想的でした。あれもモデルとなった事件(事実)がありまして、「津山三十人殺し」がそれ。(事件史探求さまのHPより、陰惨な事件なので苦手な人はクリックしないように)一夜にして30人殺傷は戦前戦後を通じて他に例を見ない大量殺人です。横溝正史はこの事件に戦国時代からの祟りを絡めてベストセラーを、野村芳太郎監督は舞台を昭和52年当時の現代に移して大ヒットしました。ちなみに主人公は現代っ子代表(当時)、頼りないショーケン(萩原健一)で大当たり、金田一耕助の故・渥美清さんは寅さんのイメージが強くて意外でした。

 なんで「津山三十人殺し」?というと、コレが出ていましたので。
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(2009/02/25)
古尾谷雅人田中美佐子

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内容紹介
皆様方よ、今に見ておれで 御座居ますよ・・・・・・

「これほどまでに危険な映画は日本映画史上かつてなかった!」
昭和13年岡山県苫田郡西加茂村で起こった有名な大量惨殺事件“津山三十人殺し”を描いた異色作!
<ストーリー>戦時下の昭和13年、山あいに数十戸が点在する小さな、閉鎖的な村。村一番の秀才とほめそやされて青年は、純粋に国を信じ、兵士として立派に戦うことに、自分の男としての生き方を見ていた。が、結核と診断された彼は、その望みを完全に断たれ、そればかりか村人たちからもツマはじきにされる。
自分が生まれ育った村の、汚れきった血、汚れきった人間関係をつくづくと知らされ、ぎりぎりのところまで追いつめられた彼は、銃をとり、たった一人の戦場に出て行くことでしか、自分の生を確認する方法がなかった。
「みなさま方よ、今にみておれでございますよ・・・・・・・」
ブローニングの改造9連発ショット・ガンと日本刀で武装し、ハチ巻きに2本の懐中電灯をツノのように立てた彼は、ついに大量殺戮の火蓋を切る・・・。

津山事件、津山三十人殺しは、1938年5月21日未明に岡山県苫田郡西加茂村大字行重の貝尾・坂本両部落で発生した大量殺人事件である。事件によって、30名(自殺した犯人を含めると31名)が死亡、3名が重軽傷を負った。

※この映画は劇場上映の際、映倫管理委員会より一般映画制限付Rの指定を受けました。

この映画、1983年の作品ですが、「八つ嘉村」原作ではなく、「津山事件」に材をとっているそうで、実録モノとして(誇張の仕方も含めて)、対比すると面白いです。内容紹介の通り、当時R指定を受けただけあって、夜這いの習俗までリアルに描いているので、性描写も含めて見る人を選ぶと思いますが、トレンディ俳優の草分けのような古尾谷雅人氏(彼も故人です)の迫真の仕事です。

言わずもがな、ですが。
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(2009/01/28)
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 さて、猟奇事件や重大犯罪ですが、現代のキレ易い若者や、秋葉原通り魔、つい先日のパチンコ放火など、随分と治安に不安を感じる事件が多発しています。ついつい現代人が凶悪化して増加傾向にあるように錯覚してしまいますが、警察白書等で見れば戦後以来、凶悪事件や少年犯罪は減少傾向にあり、益々世界的にも安心な国であることは「データ上」立証されます。ただし、外国人犯罪がその分を補って余りある残虐性を持って増加していますので、警察白書等で推移を確認されると参考になると思います。この件はいずれ真面目に「防犯カテゴリ」で考察を試みます。宮崎事件やサリン事件など、時代を代表する事件ではありますが、特異なケースであることも然り。本稿の「津山事件」や阿部定事件など、そうそう頻発してたまりますか。
 ついでに言えば、今回のパチンコ放火もそうですが、最近の報道は、だんだんと犯人の生い立ちに迫り、可哀相な過去を発見し、断罪でなく疎外した世の中が悪いとして政治が悪いと運びます。犯人が悪いに決まっているので、社会的にも断罪し、司法は厳罰化し、抑止を図ることが本筋だと思うのですが、犯罪擁護放送ばかりでゲンナリします。不安の原因もこのあたりにありそうな気がします。

テーマ : 都市伝説
ジャンル : サブカル

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