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忘れてはいけないこと、戦後ではないです

シベリア抑留、露に76万人分の資料 軍事公文書館でカード発見 産経2009.7.24

 私事ですが、母校の事務局長がシベリア帰りの下士官でした。風貌物腰からも厳粛で近寄り難いムードが漂う方。渋谷でチーマーが発生した時分の20年ほど前のこと、学内にもチンピラ連中がちらほら。講義中も馬鹿騒ぎする連中がいるくらいレベルの低い私大ではあったのですが(いっそ、来るなよ、と良く揉めました)、「事務局長ってツッケンドンだよな」と話題になっていた際、ある先生から「ああいった人たちが何万人も抑留されていて、浦島太郎になって帰ってきたらお前たちか。そりゃ呆れるわ。本来の日本人はどっちだ」と、近現代史に興味をもったキッカケです。シベリア抑留の筆舌に尽くし難い体験も他の先生から聞きました。

 そんな折、ご本人と話し込む機会がありましたが、若者と接する仕事には「戸惑いはある。」という程度で不平不満は口にはされませんでした。「朝起きたら戦友が死んでいる、厳寒で埋葬も出来ないし、今日の作業に駆り立てられる」。物腰は静かでしたが、忘れられない一夜になりました。二十歳そこそこの若造に根掘り葉掘り聞かれてうるさかったでしょうが、この記事にある通り、全然終わっていない話です。こんな日本になっています、現役世代はこんな風です、と胸を張ってご報告できるでしょうか。事務局長の戸惑いのなかに「こんな国にする為に、我々は祖国を守ってきたんだろうか」と、勝手に読み取っていました。ご健在なら80代半ばだと思います。

 奇しくも今朝の朝刊で、シベリア抑留中に33歳で志望した方の遺骨が長男(清水の男性)の下へ、64年ぶりに返還されたとのこと(WEB記事なし)。生後3日で出征したと亡き母より聞き、母君の墓所に一緒に納骨されるそうです。

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