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工場火災、ちょっと増えてないでしょうか。

刈谷で廃油タンクが爆発、炎上 2009年10月26日 中日
廃油リサイクル工場です。幸い怪我人は無かったようですが、タンクの蓋の一部は100m近く吹っ飛んで民家の屋根を破壊しました。以下、記事より。

刈谷署によると、タンクは直径約3メートル、高さ約4・5メートル。廃油をリサイクルするため、タンク1基に水溶性アルコールを注入する作業中に爆発した。同署などが詳しい原因を調べている。
 同社では、1996年に工場内のタンクが爆発し4人が死傷する事故があったほか、97年には火災で工場が全焼した。


 との事。環境・リサイクルで成長分野だとは思いますが、同地での事業継続がどうなるか、続報を待ちたいと思います。
実は、本件の前に下記について取り上げようとした矢先。

火災:工場で鉄粉4トン焼く 川崎 毎日新聞 2009年10月19日
 19日午前1時半ごろ、川崎市川崎区夜光2の大同特殊鋼川崎工場で、工場内に置かれていた鉄粉から出火、10袋分約4トンの鉄粉を焼き、約4時間後に鎮火した。工場には延焼せず、作業中だった従業員約30人は避難して無事だった。神奈川県警川崎臨港署は、近くで鉄板を切断した際の火花が引火したとみている。
 同署と市消防局によると、鋼材の加工時に発生する鉄粉を回収して置いてあった。現場は川崎市臨海部の石油コンビナート地帯。
以上、短稿のため全文引用。
ちょっと由々しき事態だと思いませんか。拙ブログでも工場火災について、教訓めいた事故はピックアップしていますが、当然ながら事例のほんの一部です。不景気だからでしょうか(その所為にはしたくありませんが)、あるいは設備投資の減少に対して目立つだけでしょうか、なんとなく(体感的に)工場火災が増えた気がしています。もっとも、商売柄、多くのお客様より「ありとあらゆるコストダウン」について、「防災」に対する費用の相談を伺っているからかも知れません。最低限の線引きは難しいことながら、ヒヤリハットを超えてしまったということでしょうか。
工場火災による死亡事故 10/11
アルミ部品加工工場で火事 10/9
中小(零細)製造業の火気を伴う危険作業 6/9

特に、化学反応に関する事故が多いと思いますが、基礎知識としてこんな事例もありました。

硫黄と鉄粉の廃棄物から自然発火 加古川市
理科の実験終了後の廃棄物より出火した事故の詳細を公表、注意喚起です。

2004年とちょっと古い資料ながら、工場火災の経営リスクについて有名なPDFがありますので、リンクを貼っておきます。(権利者の方、差し障りがあるようでしたら削除訂正いたします)

工場火災の危険と 防火・防災の具体的な取り組み(PDF) 2004/06/14
全日本ゴム産業労働組合総連合 第28回労使安全衛生中央研修会 資料
作成、講演 (社)日本損害保険協会

当時の火災事例、行政の動き、減産や操業停止による経済的リスクにはじまり、環境や近隣への補償、信用の失墜まであらゆる経営リスクについて考察。その後、具体的な対策までフォローしていますので、最後まで興味深く参考になることと思います。BCP(事業継続計画)にも深く影響した考え方だと思います。

が、やはり設備担当者様、防災担当者様には、コストに対する決裁権などに限界があり、経営トップの方針、判断に左右されやすい項目であると思います(これもBCPと同じです)。事業主様、そのコストダウンは適法で安全なものですか?

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