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年頭所感 講評

 松の内(1/15)までに何とか年始廻りと来客応対の殆どを終え、新年のスケジュールは業界や地域の賀詞交歓に移行しつつ、本業の年度末進行に向けて繁忙期に突入します。年始廻りから感じた景況感は後日。

 当社は例年、社長以下、係長以上の役職者は年頭所感を提出する制度があり、コチラもようやく目を通しましたので、昨日より各部門に回覧しています。原文については傍線を引いていますので、今回の記事はその総評。

 まず特筆すべきは危機感で統一されたこと。リーマン破綻以来の景気の後退、先行き不透明感は尋常ではなく、ココまでの不安の高まりは創立45周年になる当社でもはじめてのことだと思います(創業会長から聞く限り)。世相・市況から、客先訪問の感触から、建設現場から、それぞれの視点から、デフレ進行や、そもそもの建設市場の冷え込みを危惧しています。この危機感をどのように克服していくか、さすが見込まれて役職に就いているだけあって、読み応えのある所感集になりました。社員の皆さんには、是非とも危機感を深刻に受け止め、其々のリーダーの打開策に協力し、また意見具申を積極的に進めてください。チーム一丸、メシの種をどのように確保するか、「やれること」も「やるべきこと」もまだまだあるのだと、心強くも感じています。


 危機感について、巻頭の社長所信でも触れていますので重複ですが、静岡県下の建築着工床面積は昨年9~11月が前年同月比の50%減、同じく県下の同時期の全産業設備投資が25%減。一昨年の着工面積はどうであったかといえば、姉葉事件の余波による監督官庁の締め付けで大幅マイナスな時期。前知事も昨年の建設業界賀詞交歓の祝辞で、「官製不況で申し訳ない」とおっしゃっていました。その他、一般の雇用の減少、所得の減少も大いに関心のあるところだと思いますが、解雇者の中でも「事業主都合の解雇」、いわゆるリストラが75%以上の高水準で横ばいとなり、今後も倒産型の失業者の増加と、新卒者の未就業をもって、完全失業率が年末の5.2%が春以降どこまで増加するか予想がつかない状態になっています。「優良客先」の社長ですら、これまでリストラをしたことも無いし、今年も雇用を守りきるつもりであるが、、、と自信無さ気だったことが気に掛かりました。

 世間の空気、特に静岡も西部の工場が多い市場の冷え込みは伝わったでしょうか。当社の役職者が、色々な書き方はあれ、これほどの一体感を持つ理由です。富士ハウスや穴吹など大型経営破綻が話題となる中、地元ローカルの老舗建設会社も歴史を閉じました。メインバンクがその前年に赤字を出し、翌年の破綻なので、その金融機関の健全化のために切られたのかな、下請け業者も現金取引化や取引自体を断るケースも増え、さびしい最後だったようです。明日は我が身を感じるのは身近な、ローカルでしか報道されないニュースのほうでしょう。

 そんな中ではありますが、当社には やれること・やるべきこと が、まだまだある、幸せな環境だと思います。これも重複ですが、某地銀の方から、「世間は不況なので、今は静かにジッとしているという姿勢の会社はダメなんだろう。なにかに取り組まない会社は市場から撤退するしかないのでは、、、」という観測(評価基準?)も伺いました。至言だと思います。客先もツライ、仕入れも協力業者も、そして当社もツライ、、、そんな時期に当社だけジッと様子を伺っている訳にはいきません。八方良しのビジネスを模索し、発信することがキーワードの1年になるでしょう。そして倒れるなら前向きに、と腹を決めて、かつ年末に笑って年を納めることができるかな、と希望をもって見通しを創っていきましょう。

 しかし、あれですね。ビジネス文書や書式では中々書く機会が少ない長文、自由書式の「思い」の発表なので、箇条書きでページを埋める人もいれば、年頭の挨拶で延ばす人もいれば、具体的な人、精神論の人、読者に呼びかけるタイプと、静かに独白するタイプ、、、読んでいて飽きませんでした。裏読みでメッセージを込めている人もいるようです(皆はわかるかな、フフフ、、、)。各リーダーのやりたいことがこれだけ出てくることが、この景況感の数少ない「恩恵」なのかも知れません。先行きが何ヵ月後、何年後と、判っているのならたまには不景気もいいかもね、と思わないではありません。まあ、判らないから買い控えるのだし、不景気にはならないのでしょうが。そもそもバブル崩壊以降、競争原理至上主義や耐震偽装の衝撃など、建設業は良かったためしがありませんから。現在、生き残っている会社は既にして案外シタタカなのだと思います。客先もシタタカ、仕入れメーカーもシタタカ、ライバルもシタタカです。当社も「タフだね」と評価される会社にしていきましょう。踏ん張りどころです。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 日記

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