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岡目八目。。。

注:書きかけだった原稿なので、2週間前の話題です。

古墳の設計 古墳の設計 椚国男くぬぎくにお 築地書館 1975


朝三暮四   ・・・ 目先の違いに捉われ、結果が同じになることに気付かないこと。口先だけで騙すこと。
ちょうさんぼし  

国会で、野党から「まるで朝三暮四ではないか」と皮肉を込めた質問があり、総理が「朝令暮改」の意味を話しだしました。ちょっと話題になっていましたので、恥をかかないように意味を確認しておいてください。              
岡目八目というコトワザがあります。囲碁の対局者同士よりも、傍で見ている人のほうが八目先まで読めるという意味。クイズ番組なんかを見ていて、お茶の間の視聴者が「なんでこんな問題側からいの?」という感覚がわかりやすいかもしれません。丁度1年くらい前ですが、地元著名企業S社の会長の講演を拝聴し、なるほどなあと感心した話題も丁度こんなテーマでした。大店法の改正に伴い大型店舗の進出に際して、地元商店会から営業時間を「夜7時までにしてくれ」との陳情。夕方以降は商店会が頑張って地元の消費者に対応します、と言う意味だと思ったら、「我々も休むのだから我々を圧迫しないように、一緒に営業終了してくれ」という意味で、随分がっかりしたそうです。リーマン破綻後の年明けでしたので、ヨソのことはそう感じたが、自動車業界が現状のようになるとは、、、と続き、「誰か自動車業界にアドバイスを下さい」と笑いを誘っていました。

消える書店、10年間で29%減 和歌山県ではほぼ半減 2010年1月26日12時0分 asahi.com
出版市場が2兆円割れし、縮小が続く中、各地で書店が消えている。この10年間で6403店減少し、ほぼ半減している県もあることが分かった。全国の書店を調査しているアルメディア(東京都)のデータをもとに、2000年と今年1月時点の書店数を比較し、減少率を計算した。

 00年に全国で2万1922店あった書店は一貫して減少し、10年には約29%減の1万5519店となった。最も減少率が高かったのは和歌山県で、257店から137店へと約47%も減少。次いで山口県、佐賀県が約38%減少した。和歌山県の書店商業組合によると、同県では、スーパーとの複合型店や郊外型の大型店などが増え、中小書店の廃業が相次いだという。店舗数の格差は今年1月、最多の東京都が1739店に対し、最少の鳥取県は80店だった。

 以下略

 で、冒頭の「古墳の設計」のお買い物の話し。新刊書店も大変ですが、古書店業界も凄いことになっているようです。豊橋では平成13年当時に12軒(東海古書店地図帖に掲載分)あった古本屋が、昨年バタバタと店を閉め、たったの2軒になってしまったそうで、慌てて行ってきました。ブックオフのようなスタイルのリサイクルに取って代わられたようですが、「古書籍」という個人経営は成り立たなくなってしまったようです。ドチラも70代と80代のご高齢、後継者なし。「自前の建物だから保っているようなもので、ウチより大きな店も家賃が払えなくなった。」「古本は商品が動かないので、店舗の1/3を中古ゲームソフトに切り替えてなんとか食べている。」と淋しいお話しも伺いました。

 

  岡目八目ではないですが、地域に業界の旗振り役の有無で随分と差が出るものだと思いました。絶対的な地域格差は都市の人口に尽きますが、業界の旗振りが示す団結の知恵は、古物業界ではよくわかったような気がします。広い店舗を確保して、同業者が商品を持ち寄り「品数」を豊富にする。集客が上がり、商品の回転が速くなり、リピーターが増える。名古屋では線路の高架下にアンティークモールを運営したり、京都でも小規模なビルに出品者をつのる古物商ビルなど、都会は凄い!ということですが、仕掛け人のボスがいるから出来ること。ルールやマナーが出来、業界の信頼性も上がります。

田舎では出来ないの?と言うと、出来る人はいるもので、飛騨山の古い町並みや琵琶湖長浜の黒壁商店街など、街づくりとマッチングした事業主や、豊川稲荷の懐かしい商店街で休憩処の喫茶店でインテリアを兼ねて委託販売する、とか知恵者は負けていません。観光地ばかりではないか、、、と言われれば、大垣インターから10分くらいの何にも無いところで骨董村のような大店舗があったりします。ガラクタから古美術まで皆で持ち寄り、「面白いと思って頂く店にする。」という繁盛店があります。藤枝の古本屋さんは店の半分を地域の骨董屋さん数店に開放しています。共存共栄が市場性を高め、業界の向上につながり、自社もあやかる。

振り返って、自分の業界はどうなんだ、と言うところでやっぱり思考が止まってしまうかなあ。専門工事業が多種あるなかで、同じ地域では建設市場は同じ条件なのに、、、と(隣の芝が青く見えるだけかもしれませんが)、足の引っ張りあいしか出来ないのか!という場面に多々遭遇します。。。。いやいや、書きにくいことばかりなのでここまで。申し上げておくと、当社は創業以来、地域の発展、業界の発展、社業の発展は三点セットであると考えています。

馬鹿の考え 休むに似たり という至言もあり、「頑張るぞ!頑張るぞ!」と考えないのも一つの手です。自分には一番しっくり来る格言な気もします。考え過ぎは体に毒よ、ということで。



「古墳の設計」の内容。
前方後円墳、前方後方分、円墳など、其々の実測データから、古代の測量器具や測量方法など技術の復元により、逆算して当時の設計方法を導き出す奇書。変なものが好きです。

 他に、昭和5年当時の調査で、長崎離島の隠れキリシタンはなぜカトリックに改修しないのか、という興味深い資料や、昨年が伊勢湾台風から50年でしたが、愛知県の校長会と同教組の共著「先生生徒が綴った 伊勢湾台風の記録」という冊子など貴重な資料を入手しました。

 やはり地域には地域の古書店が必要であると、切に思います。

 


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