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【原発解体】清水建設さんがスゴイ!

放射性廃棄物100分の1に…原発解体に新技術 2010年3月24日 読売

 清水建設(本社・東京都港区、宮本洋一社長)は、原子力発電所を解体する時、原子炉を囲う建屋に含まれるコンクリートの廃材から放射性物質を分離し、放射性廃棄物の量を約100分の1にする技術を開発した、と発表した。

 原子炉を囲うコンクリートは、内部に含まれるコバルトなどの金属が放射線を出す性質に変化しているため、廃材は低レベルの放射性廃棄物として埋め立て処分しなければならない。同社は、コンクリートを砕いて硝酸に1日浸し、放射線を出す金属を溶かして分離、取り出すことに成功した。

 建屋のコンクリート1000キロ・グラムを処理する場合、この技術を使えば、放射性廃棄物はコバルトなど7・4キロ・グラムで済み、かさは通常の100分の1になる。砂利など骨材760キロ・グラムと、セメント140キロ・グラムは、建設資材として再利用できるという。同社は「5年をめどに、実用化したい」と話している。

 国内の原発は、日本最初の商業炉である東海発電所(茨城県東海村)が解体中。最も古い原発が運転40年を超えるなど高齢化が進み、今後、本格的な廃炉時代を迎える。
清水建設 ニュースリリース 2010年
世界初、放射化コンクリートの放射能低減化技術を開発 ―放射性廃棄物量を約1/100に削減― 2010.03.02
simizu.gif 図もプレスリリースより引用


建設業の公的評価に経営事項審査があります(公共工事発注に係わる入札参加資格の審査項目)。経営規模、財務状況、技術力、社会性など。2008年度の改正より、社会性項目に研究開発の状況(W6)が加点されるようになりました。静岡建設業許可サポートセンター様のHPで改正前後の比較が分かりやすく一覧表になっています。なお、防災活動への貢献状況(防災協定締結の有無)も加点ウェイトが増しています。

長引く建設不況、減少の一途である公共投資、、、経営審査項目の改正前は、減り行く公共発注を死守せんが為、完工高を嵩上げする「丸投げ」や、キャッシュフローを重視されていた為、自社で建設車両や資機材を持たぬブローカーが跋扈していました。ために、真面目にコツコツと技術力を蓄積している企業が割を食うような不公平があったように思います。

研究開発の状況、、、改正以前は酷いものでした。「入札の公平性の確保」と、耳触りだけは素晴らしい悪平等がまかり通っていました。当時は、発注側の知的所有権への無理解もあったことと思います。

当社の場合
1)区画整理事業に伴い、シンボル広場に音声ガイド付きの案内サインを計画。当社に検討依頼。
2)担当窓口と綿密に打ち合わせ、設計図面が採用になる
3)発注にあたり、製作者である当社名と、当社しか出来ない独自技術を発注仕様図面から削除する
4)縁も所縁もない市外業者が安値で落札して行った。。。

これが建設不況の一因です。研究開発に対するモチベーションは著しく低下します。誰でも出来る仕様にスペックダウンされ、設計書完成に至る見えない経費の対価が評価されませんでした。当社の担当は悔し泣きですが、発注担当者に詰め寄ると、「文句があるならもう頼まないからいいですよ」とサラリとしたもの。

2008年改正後、なんとか独自技術が評価される状況に変わってきたように思います。制度的には、研究開発に投じた「費用」をカウントするもので、微々たる費用しか向けられない中小企業向けの加点にはなりません。当社もこの件の加点無し。パテント申請数や、実際に各種公共発注で当社しか出来ないシステムを組んでいますが、実績ベースでの評価は更なる改正に期待する状況でしょうか。

(*゚∀゚)ゞカガクニュース隊 冒頭記事をはじめ、科学技術に関するブログ。面白かったです。

テーマ : 建設業
ジャンル : ビジネス

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