FC2ブログ

【あわや】 消防業界の事業仕分け結果 【その3】

三回シリーズの最終です。

【あわや】 消防業界の事業仕分け結果 【大惨事】 ; 仕分け作業の総論、資料
【あわや】 消防業界の事業仕分け結果 【その2】 ; 消防設備の施工技術者への影響

最終【その3】は、 事業仕分け詳細と結果速報 - 2010年05月24日 内閣府行政刷新会議より、B-40 : 日本消防検定協会  i.日本消防検定協会 [1]検定業務, [2]鑑定業務 。今度は我々施工点検業者にとっての仕入先、防災のモノづくりに対する仕分け。
まずは、事例で見てください。

報道資料 消防用ホースに係る個別検定時の不正行為への対応 平成2 0 年1 1 月7 日 消防庁(PDF)

※上記に対するメーカーの対応


「当社製保形ホース」の取り扱いについて 平成 22 年 4 月 20 日

 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
 さて、平成20年10月に発覚いたしました、当社製消防用・消火栓用ホースの個別検定受検時における不正行為により、お客様およびご関係者のみなさまには多大なるご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申しあげます。
 当社は、不正問題発覚以降、市場に流通している当社製ホースの中から、不具合またはそのおそれのある製品を特定するための作業を実施してまいりました。
 上記の作業を通じ、当社では、「保形ホース(易操作性1号消火栓、2号消火栓、補助散水栓)」につきましても、安全性に関するデータの収集を行ってまいりました。
 その結果、当社では今般、市場に流通している当社製保形ホースの全型式につきまして、お客様による通常のご使用であれば、製品に不具合の発生するおそれのないことを確認いたしましたのでご報告申しあげます(保形ホースは安全確認の対象から除外になります。)。
 なお、ご希望のお客様には、引き続き、当社消防用ホース安全対策推進室による安全検査を行わせていただきます。


※ ニチアス耐火材偽装事件の爪あと 近代ホーム松本祐さまブログ ・・・同じ図式ですね。


メーカーでは無く、販社ですが、お隣、愛知三河にてこんな事例も。
平成20年3月、火災報知機の交換期限表示を剥がし、在庫250個を販売したとして中日新聞夕刊(3月11日)に掲載される。尚、販社は交換期限を隠す意図を否認しており、販売した警報機は新しい製品と交換し、対応とする。
※注;義務設置化された住宅用火災警報機の製造年月日を示すシールのことでしょうか。

事業番号1B--1430-(1) 施策・事業シート(概要説明書・特別民間法人)
リンク先、事業/制度の必要性 より
消防用機械器具等のうち、火災等の非常時のみ使用するため使用者には事前の性能チェックが困難であり、火災等において正常に作動しない場合、消防活動に重大な支障が生ずるおそれのあるもの(消防法施行令で定める14品目)については、火災等による被害を軽減するため、検定制度により、一定の性能等を有することを担保し、販売規制を課することで、粗悪品を流通させない必要がある。





○ 同資料より、事業/制度の自己評価(今後の事業/制度の方向性、課題等)
協会においては、20年度に発覚した製造業者による検定の不正受検を受けて、検定業務等の実施体制等の充実強化を図るため、検定業務規程の見直しや職員の教育訓練等を行うとともに、業務管理室を新たに設置し、業務の適正な実施等の確保を図ったところである。
 一方、試験場等の施設が築40年を超えており、今後、建て替えを含めた再整備を計画的に実施していくことが課題である。
・・・しかるに、仕分けグループの高邁な理想による(皮肉です)結論ありきの評価ですが、メーカー社員のチョンボであろうが、会社ぐるみの不正であろうが、我々販社がバッタモノを販売するわけにはいかないし、販社でも不良在庫を処分する為の小手先をやる業者が発生した事例も紹介しました。
尚、検定品にも不具合はあり、「メーカーが無償回収」という対応の場合でも、販社が有償無償を問わず、撤去・交換・システム調整・動作試験・回収などのプロセス(手間)に応じている現状もお含みいただきたい。良品を安定供給していただくことが肝要だということ。その担保として検定協会が一役買っていると思ってください。また、どこで作ったか分からないバッタモノと価格競争になることは(今でも価格破壊が止まらないのに)、悪貨が良貨を駆逐する結果になることは明らか。


WGの評価結果
(1)検定業務
自主検査の導入、実質的な民間参入ができるよう見直しを行う
(権限付与自体の廃止 2名、 行政刷新会議「事業仕分け」見直しを行う 7名(権限付与の内容を見直す 5名、実施主体を見直す 1名、手数料等の利用者負担を見直す 5名、その他 4名 (重複あり))

(2)鑑定業務
事業の廃止
(事業の廃止 6名、 見直しを行う 3名 (国、自治体等による鑑定製品購入の指定、推奨を禁止する3名 その他 2名(重複あり))
・・・メーカー自主検定ではなぜいけないか、結論有りきでは見逃してしまうと大変危険だと感じます。貧すれば鈍する企業が不正を働く危険は充分にあります。メーカー側がシッカリしていても社員故人が切羽詰れば、粗悪品が市場に出回る危険性があるということであり、防災用の資機材で通用するとお思いか!民間の検定機関が参入する危険性は?仕分け人は「姉葉事件」を連想しなかったのか。認定手続きの信頼回復の為の建設不況は官制不況とされているが、、、、。

・・・それよりも、政権交代による団体の人事異動で、各メーカーさんの新技術による新兵器の型式認定が1~2年延び、市場投入に支障をきたしています。某メーカーの1年遅れの販売開始でお客様に大変迷惑を掛けた案件と、他メーカーでは2年遅れてカタログも持っていけない経済的損失はどうしてくれるんだよぅ、というボヤキの方が大きいです。特定の思想を持った仕分け人の寝言を聞いている暇は無いんです。

 メーカーさん数社と意見交換していますが、法的拘束力は無いからそんなに危惧していないと言っていたのが仕分け当時の5月末まで。以降、交通安全協会が事業仕分けの結果を「世論」とみて、再講習の資料を半減して、テキストの厚さを半分にしたりと発表。

・・・まあ、JAXAの予算を削ったり、ハヤブサ生還の快挙で「仕分け結果は絶対ではない」と言ったり、ブレにブレているのですが、国民の人気取りが「プロ」を殺すのが事業仕分け。社会主義革命による人民裁判だと思っています。まあ、政権交代自体を「革命」と呼び、事業仕分けを「政治の文化大革命」と称したのが現与党の幹部です。この段、それぞれ調べてみてください。技術者やエリートを粛清することが目的でしょうから。 

第三次事業仕分けはこの秋10月。こうご期待と言われましたよ。

テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

素頓亭

Author:素頓亭
スットン亭です。
旅を仕事にしたい今日この頃。

最新コメント
カレンダー
08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブログランキング
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード