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工事安全協力会 は 20周年

 去る10月22日、当社工事安全協力会の第20回総会に協力会顧問として出席しました。
例年は市内のホテルで懇親会という流れですが、20周年を記念して舘山寺で1泊。大変な時勢であり、緊縮ムードの厳しい挨拶にはなりましたが、その後の宴会、2次会で大いに意見交換をし、また憂さ晴らしにもなったことと思います。

 当社として45周年記念事業を9月に実施しましたので、当社の25周年が創設のキッカケだったのだと思います。これを意図したかどうかは分かりませんが、会員数25社でスタートしたようです。当時の出金記録を確認すると協力会設立に当たり25万円、会議費として25万円が計上されており、都合50万円を支出しています。創業社長(当時)の金銭感覚では恐らく会員1社あたり1万円の補助ということだと思います。
(設立時の名簿や議事録がどこかに入り込んでいるようで、その他むかしを知る人にも確認していません)

 25社でスタートした協力会ですが、今年も新規入会があり、現在63社となり、倍以上の大所帯になりました。会のほうも自然と力が付き、運営から会計まで当年の幹事会社が取り仕切ってくれています。

 さて、ここで協力会顧問として挨拶したところの厳しい内容ですが、本当にこんなところで宴会なんてやっている場合かと言う経済情勢です。(一)に当社が客先から求められるコスト感覚(二)安全対策 に大きく絞ってお話しをさせていただきました。



(一)について、技術レベルやフットワークについては、(反省点は自覚しながらも)多くの客先からは歓迎されているところであり、偏に協力会の皆様のお蔭だと感謝しています。

(二)については、同業協力会社けから残念ながら死亡災害が発生したところ。67歳と60歳の高齢作業員が2名です。その会社の経営層や安全推進の責任者から説明を聞きましたが、管理監督する親会社としてベテラン作業員に任せきってしまった甘えと、逆に、熟練であるが故に「オレにはオレのやり方がある」と意固地な面の両面を指摘していました。事故詳細は警察と労基との検証結果を待たねばならず、新聞報道以上に分かっていることはないようでした。もちろん出先責任者は両機関への対応で日々をすり減らし、声を掛けることも憚られる状態です。よって、しかるべき役職者と話をせざるを得ないという、目下その調子です。いずれ人命財産を守ることが使命の防災業者が安全作業に徹することが出来ないと、いざという時に事業が立ちいかなくなること、胸に命じて欲しいと思います。

 この2点が絡み合う問題で、施設の維持管理には高齢作業者しか分からない、ロストテクノロジーになりつつあるシステムが少なからずあるということ。機器のデジタル化など、特にこの20年で飛躍的に進歩していますが、勿論、昔がローテクだったわけではなく、バブルの頃にはアナログの粋を集めた画期的なシステムだったわけです。追々設備更新の時期が来ようが、維持管理上で活きている設備の技術者が高齢化しています。管理監督する親会社と工事会社の双方に若手への技術の引継ぎが重要なのだと思います。

 バブル以降、雇用を止めたりリストラがあったりと世間的に空白世代があり、教育その他に経費を掛ける余裕がなかった時期があります。今もゆとりがあるかといえば無いですが、省いてはいけない大切なところは判ったような気がしています。協力会も若い会社がどんどん入会してくれていますが、古くからのパートナーは特に、後継の育成と、「失われた技術」を作らない対策をお願いしたところです。 

 本会は、設立時からほんのつい最近までの名称は、セルコグループ「共栄会」。客先の要請で「工事安全協力会」に改めたのですが、共に栄える仲間であるという理念は忘れてはならないと、その改称した時点から何度となく申し上げてきました。難しい景況の中でより一層、一丸となって協力体制を固める必要があるこの時期の総会で、この理念を初めて口にする機会がなかったことが残念です。今回、役員改選による新執行部も勉強熱心で行動力のある社長の方々です。今年度の事業でも多くの研修を企画してくれましたので期待しているところです。

 大変な一ヵ年になることは前年度以上だと思います。(一)の市場の要請とは、「既存の価値観」を旧弊として否定しているところからはじまっています。どうやれば安く出来るだろう、どこそこは幾らでやるぞ、と様々アドバイスを頂戴しますが、なるほど!まだまだ打つ手はあるな!と勇気をもらう要請と、地方の中小は亡べばよい、とありていにおっしゃる多数のお客様がいることも現実です。が、協力会の顧問としては、まだまだ手を付けていない「その手があったか!」という回し方があると思います。次回総会をもって「共栄会」の名称に戻し、会の理念を明文化することを提案しようと思います。

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ジャンル : ビジネス

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