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古書おじさんとは?

 弊社HPから社長ブログに飛んできたゲストさん、こんにちは。社長のはずがプロフィールには古書おじさん、、、誰だよ! とツッコミがある前にご説明いたします。拙ブログについて、社業や防災知識のことも執筆しますが、趣味や研究、時事問題への私見なども(差しさわりの無い限り)執筆していきます。

 古本、骨董、音楽、絵画、映画、これらの内向きですが多趣味を広く浅く楽しんでいます。それぞれどんなものが好きかと問われれば、答えるのが難しいところです。「フリンジ」という言葉、ご存知でしょうか。洋服で言えばエルビスの袖のヒラヒラですが、辺境とか端っこのこと。昔の人にはアングラ、アヴァンギャルド、最近ではカウンターカルチャーといわれていた部類でしょうか、フリンジカルチャーなんて言い方になったようです(これも古いのだろうか)。読書でいえばベストセラーにならず、CDショップではジャンル分けさえして貰えない類いのものです。均整のとれたものよりアンバランスな方が好きで、いつもビックリしていたい(感動ではないです)ことからブログタイトルは「センスオブワンダー」、ビックリネタばかり探しているので名画や流行、メインストリームはさっぱり分かりません。センスオブワンダーについては本ブログに移行前に説明しましたので、アーカイブに順次乗せ替えますのでその折に。

 さて、「古書おじさん」とは?ということですが、仮につけただけなので、しっくりくる名前が思いついたら改名いたします。読書遍歴についてはいずれ書く機会があると思いますが、学生時代から古書店が好きで、まず1時間は出て来れません。新刊本は小説はめっきり読む時間が無くなり、時事関連や新書、自己啓発ばかりになってしまいました。何を読んでも「お硬く勉強」と肩に力が入っているように思います。古本屋で何を探すかというと明治~戦前のものが多いですが、最近のヒットは「日本万歳用文」。明治31年の実用例文集です。年賀など時候の挨拶から支払いの督促、ファンレターから怠惰の人に忠告する文例など事細かな用文が載っています。戦前の国際感覚の鋭さにハッとするものがあります、教科書の知識と全然違います。本が貴重品だったことも伺えますが、購入日や読了日に書き込みがあるものは感慨深いものがあります。

 「日本改造論」大正10年の本ですが、最初の持ち主「大正12年6月8日読了 中里」とあり、続いて、 昭和18年3月5日上ノ橋隣の古本屋にて購入す 水野恒三郎
「この本は大東亜戦争を米英のみならず国内の賊と戦い有る吾人に貴重なる文献と思推せらる。」とあります。
 涙が出ました。内容は国際連盟条約批准から戦争回避、軍縮、普通選挙の実施、国家の価値、国民の品位、目からウロコですが、現在の我々のおかれた国際的または経済的な環境と同じ悩みに対する鋭い洞察、我々の先祖先輩が決しておろかな軍国主義一色ではなく、自由な言論と知性があり、プライドをもって対処してきたことがわかります。我々が現在平穏に暮らしているのは誰のお蔭か、我々は後世により良い日本を残せるか。

 結局硬いことを考えてるじゃないか、といわれそうですが、こちらは本当にリラックスして先人の処方に慰められているので、ほっとする大切な息抜きです。
 そんなわけで、古書おじさんとして先人の見識、洒落、悩み、お調子者(本当におバカ本もあります)、折に触れて紹介します。そんなつもりの仮名ですので、ひとつ宜しくお願いします。

テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

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