FC2ブログ

能力は衰えない

 こんな記事がありました。

 27歳から知能が衰えてくることが研究で明らかに 2009年03月17日 Gigazine
・アメリカ・バージニア大学の研究によると、22歳で知能のピークを迎え、27歳から知能が低下
・7年間かけて、18歳から60歳までの男女2000人に知力・痴呆・精神障害を分析するテスト
・最も高得点を獲得した人たちの平均年齢は22歳 ※つまり「知能」のピークが22歳
27歳になると推理力・思考速度・空間の具現化の3つの項目が著しく低下し始めている
・37歳から記憶力が低下
・42歳にはすべての項目に低下の兆候
・ボキャブラリーや一般的な情報などは60歳まで蓄積され続ける
・Timothy Salthouse教授は、年金をもらう年齢から痴呆の予防策を始めても遅く、かなり早い段階から痴呆の予防策をとっておいた方がいいのではないかと提唱

 どうですか、先輩方、自覚症状はありますか。自分は今年から記憶力が劣化するそうです。都合の悪いことは忘れた振りが許されるだろうか。国会中継でお馴染み「記憶にございません」には含みというか深みというか、、、使いこなすには人生の奥行きが必要な気がします。

 冗談はさて置き、です。先輩方、心配ご無用。
 一昔前、「老人力」という本が評判になりました。江戸っ子のようなノリで宵越しの知識は持たねぇと小気味良く、また飄々と、ポジティブに老人スタイルを満喫するようなエッセイ。面白かったです。
老人力 全一冊 (ちくま文庫)老人力 全一冊 (ちくま文庫)
(2001/09)
赤瀬川 原平

商品詳細を見る


 さて、上の研究でも「ボキャブラリーや一般的な情報などは60歳まで蓄積され続ける」と有ります。これを知識としましょう、ここに衰えはありませんでしたね。そしてこの研究結果は知能の低下について、基礎体力としての身体能力と理解すれば良いと思われ。それでは、能力とは、生き抜く為の生命力とはこれが全てでしょうか。偉い人はなぜ偉いポジションに居るのでしょうか。決断力、判断力、指導力、人脈、金脈、危機管理能力、包容力、、これに、経験則、予見力、の時間測(年の功)、、、そして気が若いこと、この総合力が人間力ということになるのでしょう。知能という基礎体力があるうちに知識の引き出しに詰めるだけ突っ込んで。偉い人の中で晩期大成といわれるタイプは秘めた努力の修行時代があるのだと考えています。

 知能」という機能のFACTを突き詰めるタイプが今回ですが、脳の中の海馬という未知の領域を研究して脳の成長と記憶についてこの記事より随分以前の2002年に下記の対談集を読んでいます。大変分かりやすくサクサク読み進みましたが、いかんせん7年前のことなので内容紹介を見ながら思い出し思い出し紹介して見ます(あれ?記憶が?あれ?)

海馬―脳は疲れない (新潮文庫)海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
(2005/06)
池谷 裕二糸井 重里

商品詳細を見る

出版社 / 著者からの内容紹介
「自分の頭は十分に使われていない」と感じたことはありませんか?頭をうまく使えなかったゆえに、損な目に遭ってしまったこと、ありませんか?あなたの脳のチカラは生かされないまま眠っているかもしれません。どんな年齢であっても、「脳は使い尽くせる」と気づきさえすれば、才能はいくらでも伸ばすことができるのです。自分は「カシコくない」と思ってしまっている人、必読です!!

内容(「BOOK」データベースより)
脳と記憶に関する、目からウロコの集中対談。いわく、「『もの忘れは老化のせい』は間違い」「30歳を過ぎてから頭は爆発的によくなる」―。記憶を司る部位である「海馬」をめぐる脳科学者・池谷裕二のユニークな発想と実証を、縦横無尽に広げていく糸井重里の見事なアプローチ。脳に対する知的好奇心を満たしつつ、むしろオトナの読者に生きる力を与えてくれる、人間賛歌に満ちた科学書。


 聞き役、糸井重里さんは説明不要ですね、「おいしい生活」や「徳川埋蔵菌」など若い人は説明いりますか?回答者、脳科学者・薬学博士の池谷 裕二さん静岡は藤枝のご出身なんですね。1970年生まれと言語感覚も同世代なので勝手に親近感を覚えています。

※冒頭の研究とは結論が違います(研究内容が違いますから)自信が湧いてきますよ。
以下、本当にあいまいで著者の言う年代との実数値に誤差があると思います。ザックリで勘弁してください。 
・人生の段階に応じて脳も成長している。
・若年時は吸収力、30代で記憶力、50代で構成力、60代から予見力、、という内容だったと思います。
・特に60代以降から脳力の本領発揮、「Aという原因がBを経過してCになる」という現象を「AがあるからCになる」というのは経験則。「Aと一見無関係のZが繋がっている」ことを予見できる知恵者。

 大筋、このように記憶しています。集落社会でなぜ長老が大事にされたか(自戒を籠めて)年長者を敬わなければいけないと思います。生意気で有名だった彼も40代のリーダーになってようやく大ベテランのアドバイスを虚心に拝聴するゆとりが出てきたようです。きっと素晴らしいリーダーに成ってくれると期待しているところです。

 本稿執筆にあたり「修身斉家治国平天下(シュウシンセイカチコクヘイテンカ),という言葉を思い出しています。孔子の理想の政治家を育成する「大学」という書物からですが、大人として皆に共通になる教えだと思います。若年時は学問を修め、しっかりと家庭を築き経営し、地域(部門)をしっかりまとめ、天の下、国家(企業)を平定(堅実に経営)する。このようなオトコの成長過程です。実はこの言葉、結婚するにあたり大学時代の恩師が送ってくれたメッセージです。学生時分にも研究内容、手法、論文の書き方まで厳しくご指導頂きましたが、一筆、このお手紙に現在の生き方が深く影響されています。孔子について、いつか勉強しなきゃ、と取り上げたことがありましたが、キッカケもこの一言です。恩師シリーズと謳いながらまだ一本しかエントリしていませんが、本稿をもって恩師その2とさせていただきます。

テーマ : 知らなきゃ損するよ
ジャンル : ビジネス

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

素頓亭

Author:素頓亭
スットン亭です。
旅を仕事にしたい今日この頃。

最新コメント
カレンダー
08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブログランキング
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード