FC2ブログ

第47期 創立記念日に寄せて

 本日6月10日、時の記念日ですが、お蔭様をもちまして47周年の創立記念日を迎えることが出来ました。お客様は勿論のこと、仕入先や協力業者の皆さまに心より厚く御礼申し上げます。

 社内におきましては、本日は日曜日ですので、先立つ8日(金)の朝に創立記念式典を執り行いました。社長として一言ごあいさつを述べてから、永年勤続表彰。今年は30年選手は該当ナシでしたが、20年が2名、10年3名、5年は8名の大人数になりました。今年も5名の新入社員を迎えましたので、20年、30年と長くねぎらう事が出来たらありがたいと思います。ご挨拶のなかでは、3年後の50周年を祝賀ムードで迎えられるように元気が出る(と思います)ような話題を披露し、自己の成長やチャレンジについてお願いしました。

 永年勤続の受賞者を代表して20年選手の一人から謝辞を頂戴しました。20年間を振り返って、入社当時は先輩社員と駅前の巨大建築物(未だに県下で一番の高さ)に入工。現場に向かう出掛けに社長(現会長)から声を掛けられたそうです。「駅前のでっかい建物は全部とりに行くから、あとは頼むぞ」。振り返れば、実際にそのような業界シェアになり(恐縮です)、社員数も倍増し、品質管理棟や技術研修棟も新築され目覚しく発展してきました(本人談ですよ)。この会社の一員として頑張っていることが誇らしいと、嬉しい内容でした。尚、彼と一緒に現場に入っていたという先輩社員からは、現場が終わって出社したら知らない建物(現・研修棟)があってビビッた、と聴いたことがあります。多くの社員が挑戦して、経験して、成長した現場です。

 閉会にあたり、創業会長からも一言。企業寿命30年説を引き合いに、資金や後継者問題(ドキッ)など会社が撤退するリスク要因が様々ある中、こうしてやって来れた、70周年90周年頑張っていこうと重厚な。20年前の「駅前の仕事は全部やるぞ」という一言といい、ココまでの気概があるか、それを人に伝えられるか、記憶に残せるか、訓示を聴くたびにいつまでも会長には追いつけないような気がしてきます。。。

 一同は恒例の「一般常識テスト」にチャレンジしてもらいました。今回も楽しい回答がありましたので、その件は別項で。

その後、会長室を訪問し、お祝いを申し上げて、世間話。「20年前の一言を節目に思い出してくれるのはありがたい」とおっしゃっていました。本人の為を思った一言は大切にしてくれるんだなあ、と。ここ半年、逞しく頭角を現してきた若手がいます。もともと頑張り屋ではあったけども伸び悩んでいるかなあという時期、22:00ころかな、ちゃんと説教に聴こえたらいいなあという程度、一言チクリとからかいましたが、彼が伸びてきた今、彼の上司から「あの晩の一言がなかりせば」と発奮してくれた理由を教えてくれました。その上司も同じ残業チームなので同席していましたので、やり取りを直接きいて、アドバイスやフォローをしてくれたようです。本当に一人ひとりに成長の機会があり、経験を積み、勤続○○年とか定年とか迎えていくんでしょうね。それぞれの成果を社史に纏めて創業○○年と老舗になっていくのでしょう。ベストな方向に針路をとる、より多くの仲間で分かち合えるようにと、より一層がんばります。

 ところで企業寿命30年説、ITバブルの頃にはドッグイヤー(人の7倍の速さで進行する)とか、更に強調してマウスイヤー(ネズミは18倍!)なんて慌ただしい時代がありました。90年代から言われて20年とか10年も保たなかったり、2003~4年頃には創業5年未満で倒産なんかも珍しくなかったと思います。IT業界が牽引してとか、時代の変化にどのように対応すればよいか、社会全体がオロオロしていたような。2001年から5年間は1円起業といってバブル崩壊後にバタバタ企業が倒れたあと、創業のチャンスを増やそうとした政策。ベンチャー企業という”流行語”というか”現象”というべきか。かなり懐疑的な見方をしておりました。

 

 最低資本金株式会社1000万円有限会社(当時)300万円に満たなくても五年後までに増資すればOK、つまり実質1円から起業できますよ、という制度でしたが、この制度もマウスイヤー化に拍車を掛しょうね。時の県商工労働部長とも、我々中小企業がどのように資金繰りをして信用を蓄積して、不景気に堪えてきたか。1円で起業したライバルがダンピングで仕事を取っていったらどう思うか。そういうところが蓄積も無く資本も無いので無責任に撤退していく。株式会社の法人格は同等でありながら。今がんばって存続している中小企業を支援する考えは無いのか。。。。「そうだねえ、大変だ予ねえ」と共感だけ頂戴しました。そのような情勢も落ち着いて、また企業30年の定説に戻り通あるのかなあと思います。が、その1円起業のお会社(もう増資しているはず)も含めて、マウスイヤーを乗り切った会社はシブトイぞ。。。と中小としての変な強気を持っていたりもします。
(細かい時代認識はあやふやな記憶ですからご勘弁ねがいます)

 企業30年説、本当にノリに乗っている時期は創業より10年間、資産や経験で乗り切る残りの20年、ここで資金が後継者がと電池切れの要因が来るわけですが、時代の変化に対応できないという理由も大きいのでしょう。「変われない」企業の存続が30年。老舗は変節対応しているから、歴史の蓄積の上に、時代の変わり目に対応してた時点からは常に30年以内の企業なんだろうと考えています。

 マウスイヤーの時期に(失礼ながら)覚悟も蓄積も信用も無くという時代(の思い出)を書きましたが、大企業でリストラが流行することと同じくして、フリーター、トラバーユ、そして派遣社員、ニートという雇用に対する考え方が労使共に大きく変換してしまいました。今では工場の海外移転に伴う空洞化も。大企業、マスコミ・学校教育全体が作ってしまった”風潮”なのでしょう。実は時の話題になる雇用情勢は、大企業と新卒者の関係だけが切り取られ、万年人材不足の中小企業は関心の外にあるようで悩みの種になっています。この文章が学校関係の就職担当者様の目に留まれば進路指導のヒントになるといいけども。ゆとり教育という問題も、制度でありながら風潮でもあったと思います。”ゆとり世代”と括れないような努力をしてきた、我々おっちゃん世代には想像もつかない優秀な人材が多くいますし、実際に話をしても感心するほどシッカリしている。なお、ウチの新人たちはよい部類です。

 時代に対応して、とは”風潮”とか”流行”とは違います。先代からしてバブルに投資もせず、リストラもしてきませんでした。「石橋を叩いて、渡らない」が口癖でしたから。風潮とは儲けたい誰かさんが吹かす風、流行も誰かが流している。フリーター世代の高齢化とは、20年前にリストラをしたい経済団体が吹かせた風に流され漂流した結果なのだと思います。背景を、現象を、事実をみて、とるべき対応を決定しないと20年もたって致命傷という。まずは「新聞を読め!」といっていますが、誰が得をするのか、「その記事を疑え!」の段階の選手が育ってきました。心強く思います。

 長々と書きましたが、一般常識テストを受けてくれた諸君。出題された問題と答えが散りばめられているでしょう。珍回答が楽しくて、その頃の情勢をつらつらと書いてみました。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

素頓亭

Author:素頓亭
スットン亭です。
旅を仕事にしたい今日この頃。

最新コメント
カレンダー
08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブログランキング
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード