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呑み屋で語る経済動向

 金曜の晩方、某駅前ホテルでの業界の集いでも、ホストが自宅に車をおいてタクシーで来るにあたり、通常20分以上の渋滞のエリアがスムーズすぎて10分以内に着いたとか。なんでも某工場が金土日の週休3日になっているからだとか云々。

  先日、遠方より友人があり、地の肴で情報交換。しかし、繁華街、歓送迎会の時期の週末でもまだ人通りが戻ってきません。シャッターが閉まりテナント募集の店舗もずいぶん増えました。コインパーキングも空きが目立ち、代行運転も待たずに呼べて、タクシーの行列は動きません。年末年始よりこんな状況が続いています。

 さて、友人といっても一回り上の大先輩N氏、某大手企業のホールディング会社で経営企画に携わっていますので、何しろ情報量が凄い。ご趣味は日本の背骨である分水嶺を辿ることと、「うだつ」を写真に撮ること、まだまだありそうですが、粋な江戸っ子というご紹介をさせていただきます。尚、参考リンクはご本人の活動や作品と関係なく、「それって何?」という解説のために貼らせていただいたサイトです。「ウダツが上がらない」という言葉、聞いたことがあると思います。「うだつ」とは、リンクの写真ですが、隣家との境の漆喰の防火壁のこと。ウダツの上がる家は裕福であるということ、見栄で段々と芸術的な鏝絵(コテ絵)として豪華になり、一方でウダツも上げられないようなダンナは情けない、、、という語源になっていきます。漆喰の芸術、鏝絵(コテ絵)といえば伊豆の長八という人、南伊豆は松崎町の伊豆の長八美術館で楽しむことができます。気候もよくなりましたので、南伊豆までドライブでもどうですか。

 イロイロと話が飛んでいきますが、呑み屋の情報交換ですので、こんなもんです。
 このN先輩と、もう一方大先輩の3人で、上の話のように取り留めもなく、へぇ!ほお~、なぁーるほど~という雑談で焼酎ビールがスイスイなくなりまして。板さんが気を揉むほど肴が減っていきません。

 で、感心した話です。N先輩の知人に大店のお茶商人がいる。そろそろ八十八夜の一番茶の季節ですが、お茶の一番の需要は不祝儀なのだが、年々会葬者が減り、お茶業界としても由々しきことである、との事。

 「何をおっしゃる、N先輩」と私。もともと二番茶三番茶は売れなかったモノ茶柱というラッキーなイベントをクリエイトしてブレイクしたのは平賀源内。エレキテルの人です。この発明家、火浣布(かかんぷ)という耐火布など知られていますが、ウナギも「土用というイベント」で拡販したコピーライターの元祖でもあります。

 「そうだよね。売れないと嘆くより売れるイベントを考えるべきだね。」二番茶三番茶を売ることに成功した先人が泣くぞ、と。我等3人、プラントやインフラのレベルから当社の弱電通信分野まで、幅広いが皆、電気設備に関わる人間。「閉塞した今こそ業界に平賀源内が必要ですね」誰も自らがそうであるとは言いません。酔ってはいても謙虚なものです。

 解散して帰路で思い出していた話。某経営セミナーで2月、著名な車メーカーの経営者の講話。
「大店法が施行されたとき、地場の商店会は、大店は夕方6時には閉店するよう」要望があった。と、そういえばそうでした。「商店会が夕方終わるので以降に販売されると困る」との理由から、「ああ、こいつはダメだな」と感じたそうです。大資本は夕方で終わり、晩方からは商店会の時間。地域密着、便利な買い物ができますよう頑張ります!という意見を期待していたのだが、現在は見ての通り、商店会の不甲斐なさが自分たちを追い詰めたのである、と。

 翻って、自動車業界、日本のメーカーはトラック含めて13社。日本の倍の人口のアメリカがBIG3といわれる3社、ヨーロッパも著名なブランドはナショナルブランド。日本は国内で群雄割拠している場合ではない。と、危機感をもって発言されました。「商店会の心配をしている場合ではない、自分たちのことは分からないんだな」印象に残りました。

 お茶屋もウナギ屋も異業種のコピーライター平賀源内の見立てで当たりました。業界の常識は客観的に見て常識的であるか、こうすればいいんではないの、と答えらしき考えが浮かびそう。

 もう一つ、かつて日本の護送船団方式は正しかった、ということ。日本車メーカーが多いという話でも感じていましたが、アップル携帯、日本では流行りませんでしたね。ガラパゴス携帯なんて揶揄されていましたが、日本の携帯市場は複数社で競争してニーズに合わせた発展を遂げていたので国内メーカーが駆逐されることはなかった。そのほか家電業界なども、国内ライバルと十分に競った後、旧通産省が日本株式会社として世界へ売り込む。改めて日本の競争力は健全かつ強かったのだと思います。グローバリゼーションの名の下に済し崩しになり、M&A時代でガタガタに、という感じですが、イロイロな情報から次の頑張り方が見つかるのだろうと思います。

 胸を張って呑みに行けるよう、頑張ります。

俺は、中小企業のおやじ俺は、中小企業のおやじ
(2009/02/24)
鈴木 修

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読めば元気になる。修行時代からの苦労と知恵を公開で、ローカル市場では異例のヒットになっています。読書感想文の提出をご指示いただき、早一ヶ月。遅々として捗らず、少々あせっています。

テーマ : 経済
ジャンル : 政治・経済

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