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お答えします 】 諸戸家の家憲

家訓・社是・社訓の”カ・キ・ク・ケ・コ” 2010-06-16
ありがとうございます。3年以上も昔の記事ですが、お問い合わせをいただきました。

諸戸清六・心得二十か条
とても興味深く、見させて頂きました。 諸戸清六と言う日本一の大地主といわれた、豪商がおられました。
その人物が「心得二十か条」と言うのを残されました。御存知ならば、お教え願えますでしょうか?
よろしくお願いします!!
2013-01-29 16:36 | satou URL [ 編集 ]

Re: 諸戸清六・心得二十か条お問い合わせありがとうございます。
本記事資料の「家憲正鑑」に、諸戸家の記載がございます。コメント欄では手狭なため、
別稿に改めてUPいたします。 ご期待に副う内容になるかわかりませんが、今後とも
ご支援くださいね。
2013-01-30 10:06 | 素頓亭 URL [ 編集 ]

諸戸清六 桑名の豪商ですね。お問い合わせの心得二十か条についてはお問い合わせで知ったくらいの浅学でございます。コメント欄に返信した通り、家憲正鑑への記載は、嫡男・諸戸清太が寄せたもの。50項目以上の遺言を15点に要約したものが紹介されています。リンク先ウィキペディアの解説に心得二十か条のうち三点がありましたが、

・熱き飯は食ふに手間取り時間を空費するゆえ、飯は一切冷飯にすること。
・昼飯は一口に食し得る程の握り飯 二、三個を作りおき、其の場にて用向きの隙間に食すこと。
・多忙の時は食せざること。一、二度の食事を省きて空腹を覚ゆるようにては金は儲らぬと知るべし。


、、、時は金也りを地で行く人。嫡男の寄稿文にも「時是金」の格言を体し、遺憾なく之を実行セリとあります。氏の奇行(ママ)の紹介とあわせて後述します。

家憲正鑑 諸戸家の家憲 三重県 諸戸清太 より

遺言の要点
 氏は斯くのごとくにして一代の富をを作り、同家の基礎を泰山の安きに置くとともに。子孫長久の祝福を図るべく、家憲制定の必要を感知し、従者を伴ふて全国屈指の富豪を歴訪し、その家憲を蒐集して精を摘み華を吸い、稿すでに脱して家憲まさに成らんとする時、明治三十九年十一月十二日、齢耳順を超ゆること一歳にして逝く、同家の家憲は条項すべて五十有余に亙る、左にその大要を摘録してあまねく世に介さん。

一 時間は金 忘れてはならぬ。
二 顔をよくするより金を儲けよ、金儲かり家富まば自然と顔もよくなる。
三 どこまでも銭のない顔をせよ、銭のある顔をせば贅費多し、たとえ銭なき顔をして
  人に笑わるることあるも、後日には誉められる。



四 派手にすべからず出来るだけ質素にせよ、衣服は垢の付かぬ木綿服にて充分なり。
五 身代を減らさぬ考えをするには平素交際する人を選べ。
六 一銭の金も骨折って儲けよ、楽して儲けた金は落とし易し。
七 無益の道具類を買うな、買えば他人に見せたくなり、自然と自分の職業を怠り、
  時間を費やすべし、慎まざるべからず。
八 身代を減らす者は大抵、口先は良くて尻結びのない、先の見込みの付かぬ者なり。
九 広く人に会して多く知恵を得よ。
十 馬鹿になれば利口、利口になればまた馬鹿、馬鹿になって物事を尋ね、馬鹿になって商売せよ。
十一 出来るだけ人の下風に立ちて、頭を下げる者は必ず勝ちを占む。
十二 人と商売上の話しをなすも己の見込みとする、いわゆる「キキメ」一つは決して人に
   洩らすべからず。
十三 二年先の見留をつくべし、マグレ当たりにて儲けし金は、他人の金を預かったと同じことなり。
十四 商取引をなすには先方の駆引きを見分けるが肝腎なり、之が出来ぬ者は商売をするな。
十五 身代を大きくしたいならば、丁稚下女のすることまでに気を付けて指図せよ、小さい事に
   気を付けぬ者は到底大事は出来ぬ。

〇 以上の家憲は故人が秘蔵の手帳に、鉛筆を以って記されたるものにして、不日某博士の選になれる、
  先代の伝記とともに印刷に付すべきという。

以上引用。段々と明文化したいタイミングでの物故でもあったようで、五十数か条の遺言から、某博士の選出と助言を得ながら嫡男が「心得二十か条」としてまとめていったのかもしれませんね。

次章 平常の奇行 よりエピソードを。

氏が生前の奇行は吾人にとって、以って範となすべきもの多し。一例を挙ぐれば、、、として

汽車に乗るときは一等か二等の乗車券を買い、決して三等に乗ることはなかった。その理由を訊かれると、「三等乗客と会話があっても自分のためになる話しは何もない。一・二等の乗客であれば、学識あり実力ある人が利用し、彼らの話頭にてたまたま商機をとらえることすこぶる多し。自らの利益のいかほど多い事か、いくらかの小銭をケチって何万円もの商機を逸することはまことに愚の極みではないか」云々、氏の平常の心がけである。

・ 大邸宅でどの部屋にも帽子と下駄を備えて、どの部屋からもすぐに外出できる準備がある。
・ 食事の際は茶碗と汁椀を二つずつ置いた。おかわりを待つ時間の無駄。

、、、ね。時は金なりの徹底した実践は、奇行に映るもの。ご期待にそう内容かは自信がありませんがこのあたりで筆をおかせていただきます。

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