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ジビエ もともと食べていた肉だが。

 先日テレビで和歌山のジビエ料理の特集がやっていました。途中だけの ”ながら見” でしたが、害獣であるシカやイノシシを、食用に処理するというもの。きちんと生命は戴かなければと、猟師が本場フランスで料理を研究とか、山に精肉処理施設の設備投資で、大阪のシェフを対象に勉強会を開いて流通を目指すとか。

 中部地方の人は、諏訪でも町おこしでシカ肉などを提供するレストランや料理屋さんの案内マップがありますね。神獣であるシカ肉を食べても良いと、諏訪大社では「鹿食免 かじきめん」という免状とともに配布していたと思います。

信州ジビエの魅力 信州ジビエ研究会 のHPで 伝統食と鹿食免や、食べることができる料理屋お店の紹介がありました。静岡県でも山間部ではシシ鍋が名物とか復活とかやっています。まちなかの獣肉が美味しい店は2~3知っていますが、内緒。

 尚、HP下部に「このページに関するご質問及びご意見は、長野県 林務部 鳥獣対策・ジビエ振興室までご連絡ください。」とあり、官民一体となるのは和歌山も同じだったか。

 ちょうど番組を見たころ読んでいた本がコレ。
日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?日本人は、どんな肉を喰ってきたのか?
(2014/03/25)
田中 康弘

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内容紹介
穴熊からトドまで食す我々は古来からの肉食民族
日本は元々仏教国で、肉食文化が無かったかのような勘違いをされる方も多い。
しかし表向きの殺生禁止とは裏腹に、肉食は少なからず日本国中で行われていた。それは各地に残る食文化や昔話からも容易に理解できる。 山猟師達は獣の殆どを標的にして生活をしてきた。そして、今も日本の各地で様々な猟が行われバラエティに富む肉食の世界が展開している。 本書では熊、猪、鹿、狸、ハクビシン、穴熊、鴨、トド等の狩猟鳥獣の捕獲解体、 料理等を通して日本の各地に残る狩猟の食文化等を様々な角度から紹介する。


※ 「 本書では熊、猪、鹿、狸、ハクビシン、穴熊、鴨、トド等の狩猟鳥獣の捕獲解体、」とあるように血肉の鮮明な写真が多数ありますので、苦手な人は避けておいてください。普段の食生活に感謝とか敬虔な気持ちが必要な方は見ておいた方が良いとも思います。

 著者は「獣肉料理」と求めて北海道から九州、四国、沖縄の離島まで猟師に同行して、狩る現場から解体、その場の調理や、ジビエレストランへの取材も。その中で狩猟の現在をレポート。大量の畜肉とでは勝負にならないことはわかりやすいが、鹿の角や猪の牙、獣骨の工芸や、獣皮の敷物、剥製。。。売り物にならないものに。革細工用の獣皮は逆に多くを輸入に頼っているとか。

きらく 東京は北区赤羽で

 板橋、新宿の旧友と3月になってしまったが新年会。この面子だと池袋に宿をとって中心で飲もうというのが恒例だったが、筆者の池袋は飽きたというわがままで「もっとガチャガチャしたとこで」⇒赤羽。しかし駅前一番街がハシゴ酒のメッカとして脚光を浴びてしまったらしく、子連れでチョイ飲み屋に行列の風景をみてゲンナリする。常連が離れるんじゃないかと余計な心配をしつつ反対口で見つけたお店。安くてうまい。馬刺しが脂がのって、正直こんなに柔らかく食べやすい馬刺しは初めて。60年の老舗で母親から引き継いだという大将は66歳。元気夫婦。さて、本題。

 上掲「日本人はどんな肉を・・・」をの前に、昨年夏ごろに読んでいた本。「肉食妻帯考」。小学生のころ釈迦の伝記マンガを読んで以来の疑問に突っ込んでくれた学術本。

肉食妻帯考 日本仏教の発生肉食妻帯考 日本仏教の発生
(2011/11/23)
中村生雄

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内容(「BOOK」データベースより)

日本仏教の大きな特徴にして到達点とされる「肉食妻帯」はいかにして形成され、定着したのか。国家宗教として仏教が日本にもたらされてから孕みつづけている最大の問いを考究し続けた著者の研究成果のすべて。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中村/生雄
1946年静岡県生まれ。1969年京都大学文学部卒業。静岡県立大学国際関係学部教授、大阪大学大学院文学研究科教授、学習院大学文学部教授を歴任。専攻は日本思想史・比較宗教学。2010年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


 筆者の贔屓目が多分にあるでしょうが、静岡県出身の学者さんは地味でも深いテーマを掘り下げていると思っています。人文もそうですが、基礎研究の分野にもコツコツ努力が評価されるとか、まあ自分の手柄でもないし、ただの郷土愛です。

 話はあちこちに飛びますが、第一人者とか巨人は大変。民俗学者で膨大なテーマを”問題提起”した柳田國男(1875~1962)。「正統な後継者」というスタンスから、各種批判まで、現在もなお柳田民俗学を軸に議論されています。


職業に貴賤はないといいますが、「この仕事で生計を立てている人がいる」という想像力というか、おもんぱかることができなかった昨今。役人でも選挙で選ばれた議員さんでもなく、突然第三者的な団体から「無駄遣いはヤメロ!」とか、結果、誰にもお金が回らずに地域全体が苦しくなったような、いや、無駄口が過ぎるか。

以下、蛇足ながらその他の狩猟本から。


獣肉-001 
銃砲正価報告 (銃砲カタログの外函) 明治32年 金丸銃砲販売店


獣肉-002 獣肉-005
獣肉-004
ライフル・散弾銃のほか、護身用の手のひらサイズとかステッキや傘に模したものなど。


獣肉-003
「欧米流行の猟服ひな形 説明および価格」のページ。獲物から見つかりにくい色彩や伸縮性など、西洋性に勝るものなしとのこと。スポーツマンのユニフォームという言葉も。

獣肉-007 狩猟入門 1962 白井邦彦 ダヴィッド社

著者サイン本です。
「狩猟家が狩猟家のための土地(猟野)を持たない限り狩猟の発展をありえないと思う」白井邦彦

害獣駆除の補助金ではボランティアにしても銃弾の大機にもならないそうで、獣肉や獣皮・骨の活用など、生計のための産業化というのが、上掲「日本人はどんな肉を・・・」のテーマだとすると白井氏の危惧が良元明ています。

獣肉-008
銃の安全な扱いと危険な扱いの対比が楽しい。上は危険な扱い。

獣肉-010
法改正の時期の出版なので「お知らせ」の挟み込みも興味深く
※あの、私は狩猟もしないし銃刀法など新聞などでしか知りません。興味だけで古本をあさっています。尋ねないでくださいね。

獣肉-011
そして各種エモノの足跡と歩き方の特徴。Tシャツとかアロハとか作りたい。

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