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ささいな業務改善と成長主義

 急ぐとも 心静かに 手を添えて 外に漏らすな 朝顔の露

 いきなりですみません。男子お手洗いの標語です。どこかの小料理屋で見かけたお気に入りです。大将手書きのマツタケのイラストとともに墨書。粋(いき)を売る商売だけあって味わい深い一首。JRなんかでも「一歩間前へ!」とビジネスマンのイラスト(ポケットに両手を入れて颯爽と歩く後姿)なんかを添えて張り出されています。支店の手洗いでも張り紙を見掛けて、嬉しかったので。

 もう一歩前へ!!! あなたのホースはあなたが思っているほど長くない
 下を見ろ!!! 拭き残したままならば、それはあなたの仕業と思われる


 どうです、全然上手ではないですね、落首にも成っていません。語呂悪る。。。。でも、そこが手作りの知恵の痕跡があって、とても善いです。
 

 本エントリはタイトル通り、業務改善のお話し。それから時節柄、人事考課にも関わるお話しも少々。外部の読者様には、ローカル中小の工事会社の話なので「遅れてるね」との印象があるかも知れません。当社90名弱の人員で、本社55:支店20:営業所10 位のバランス、上は20名程度の支店の取組みです。全社業務の改善はISO9001文書委員として、各所より選抜されているところですが、拠点ごとの改善活動は遅々として捗らない、そんな悩みの会社だと考えてください。

 人事考課もそろそろなので、各部門長と摺りあわせた「評価」の考え方を。成果・実績を残せたか、ということは勿論ですが、そこに成長・改善の働きがあったか、資格取得など前向きな取組みがあったかを重要視しています。成果主義というもの、きれい事では無いし、数字だけでもありません。

 ある部門長とベテラン社員との面談のやりとりを聞きました。「私のどこがダメですか?」ベテランであるので、様々な現場をそつなくこなしています。賞与の査定で実績を認めて貰いたい気持ちはよくわかります。「何か成長しましたか?」今回の評価期間と前期、前々期、いつやっても同じ、できることは出来るが、資格取得にもここ数年チャレンジ実績が無く、新しい設備をマスターしたわけでもありません。勿論、全体の改善に寄与提案した事案も聞いたことがありません。つまり特別な賞与でなく、そこそこの賞与で甘んじて貰うしかありません。其の分、入社1~2年の若手、伸びシロはあって当然ですが、意欲的にトライし、毎日成長している子を元気付けたいと思います。チャンスを活かせる感性を持っています。全体が成長している中で毎年 前年並み ということは社内全体での評価は後退していると自覚するべきでしょう。財源は決まっているので、分配の公平性ということです。

 若手も同じ、現状に慢心したら成長は止まります。当社なりの採点基準のなかで、自己評価が異常に高かった社員がいます。確かによくやっている。おお、これにチャレンジしたか、という実績もありました。上司からの評価もそれなりに高かったところですが、反面、体調管理が拙く休みが多かった、自損事故で社用車等の資産を毀損した、とまだまだ精進すべき不得手があります。ここを克服すればもっとよくなるのに現状で「俺はよくできる」と考えては拙い。自分は頑張っていると思う部分は皆思っている。ソコに反省点があるからソコソコの自己採点をしてくるのが普通。ソコを上司が拾って褒めて役員に進言する、というパターンは基本です。そのような意味で評価の甘い幹部職は今回、軒並み怒られました。成果があって当たり前の成果主義、これは機会や向き不向きなどに左右されるシステムだと思います。成長主義、機会は平等に門戸を開いています。査定会議の後、各上長からフィードバックがあると思います。自分の成長とは何であるか、よく相談してください。

 そこで冒頭、支店WC張り紙のエピソードです。張り紙支店は全体会議で必ず「今月の業務改善コーナー」を設けて、取組みの成果と新しい課題を確認しています。ある管理職に張り紙の事を褒めると「標語が必要なほどレベルが低いんで、、、」と照れ笑いをしていました。一方、他部門では若手社員が簡単なポカをすると「そんなの一般常識だろう」義務教育レベルのことまで会社が教えるのか、と嘆いています。そうです、そんなこと教えなくてもいいように標語にするんです。社会人になるまでの環境や世代の違いで個人個人は随分背景が違うと思います。また、このくらいいいだろう、とハードルを下げて運用する人もいるでしょう。組織全体で「それは拙い」と取り上げ標語にして張り出す。全体のモラルアップに成ります。日常の当たり前のことは「社内自治」で扱う。上長はスキルアップの指導に力を注いで、一人前を一人でも多く排出してください。

 ほかにも色々と、へえ、こんな取組みが。という善い事も、あちゃぁそんなになっちゃったの?というエピソードもありました。それぞれの部門に持ち帰って部門の成長、個々人の成長に繋げて欲しいと思います。

テーマ : 組織の人材育成
ジャンル : ビジネス

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